再生処理

フロン再生処理について第一種フロン類再生業者許可番号 27S0003

冷媒は冷凍空調機器の「血液」であり、現代生活に不可欠ですが、冷媒フロンはオゾン層破壊や地球温暖化の原因となるため、大気中への排出を抑制することが必要です。
そのため、平成13年に「フロン回収・破壊法」が制定され、業務用冷凍空調機器(第一種特定製品)のメンテナンスまたは廃棄の際は、機器内のフロン類(CFC、HCFC、HFC)回収と最終処理が義務付けられていました。
「フロン回収・破壊法」はフロン類を「環境に影響を与える物質」と位置付け、破壊無害化処理を原則としていましたが、平成27年4月から施行された、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」(略称「フロン排出抑制法」)はフロン類を「限りある資源」と位置付けた上での再利用(フッ素資源の循環利用)へと主軸を移し、第一種フロン類再生業を国の許可制としました。
当社は許可番号「27S0003」を取得しています。

再生処理のメリット

1 破壊処理に比べ、必要エネルギー量が少ないので、CO₂排出量を低減でき、環境に優しい。回収したフロン類を破壊せず、原料として再生処理すれば二酸化炭素排出量を1/12、環境負荷(エネルギー消費と環境への排出)を1/24に低減できます。
2 ユーザーの費用負担を軽減できるので、回収率向上につながる。
3 再生品の利用により、新規製造と輸入を削減できるので、国内の温暖化原因物質を増やさない。
4 冷媒として繰り返し利用できるので、フッ素資源を最大限に有効利用できる。

再生依頼

委託加工 再生処理
お預かりした回収フロンを蒸留精製し、再生フロンとしてお客様に返却する お客様から回収フロンを当社原料として引取り、蒸留精製後、補充用再生フロンとして、他の需要家に供給(お客様には再生証明書を発行いたします)
【注意事項】再生処理条件
フロン種類 受入純度
R22、R123 99.5%以上
R134a 99.6%以上
R410A 99.7%以上
* 受入純度は当社にて測定します。
* 上記フロン以外は破壊処理となります。
* 上記フロン以外の委託加工については、別途ご相談ください。

再生までの流れ

再生処理を依頼された原料フロンは、純度を分析した後、銘柄別に大型容器に移充填。

還流式蒸留精製方式の再生プラントを、低圧・高圧各2基の計4基保有。
蒸留塔内で還流を生じさせ、不純物を高効率で除去できるのが特徴。
簡易再生ではなく、蒸留精製による再生方式です。

高圧フロン再生プラント(H-1)高圧フロン再生プラント(H-2)低圧フロン再生プラント(L-1)低圧フロン再生プラント(L-2)
処理能力
プラント
H-1 1t 4基合計
1,400t
H-2 3t
L-1 1t
L-2 0.6t
* 250日/年・8時間/日稼働計算

フロン排出抑制法で定められた再生方式

蒸留再生 蒸留精製式 ・不純物除去装置が蒸留塔
・蒸留塔内で 気化↔液化 というサイクルを効率よく起こさせる方式
・他の方式に比べ不純物の除去性能が高く、再生処理量も多い
illust-3
簡易蒸留式 ・不純物除去装置が蒸留塔以外の蒸留装置
・ある程度の油の分離は可能だが、非凝縮ガス* の分離は困難
・蒸留精製式に比べ、比較的安価な設備と小さなスペースで再生が可能
簡易蒸留式 ・不純物除去装置が蒸留装置以外
・油分離器、フィルタ等を通過させて品質を向上させる簡易な方式
・油分の分離に限界があるうえ、非凝縮ガスを除去できない
・回収業者が回収した冷媒を、その現場ですぐに再充塡する場合や、配管洗浄に用いる場合等に用いられる
* 非凝縮ガス:冷凍装置における温度と圧力の下では凝縮しない気体。凝縮器内に混入するとその気体固有の圧力を発生し、圧縮機の吐出圧力、吐出温度の上昇による効率の低下など悪影響を及ぼし、機器故障の原因となる。

「フロン排出抑制法」説明資料
http://www.env.go.jp/earth/ozone/cfc/law/kaisei_h27/index.html

「フロン排出抑制法」ポータルサイト
http://www.env.go.jp/earth/furon/index.html